本巣市在住のT様より修理依頼にてご入庫いただきました。
症状としましては、朝一番にエンジンが一発でかからないとのこと。
お乗りのお車は、平成11年式のランドクルーザープラド(KZJ95W)のディーゼルエンジンのお車です。
ご来店時はエンジンも温まり一発で始動可能な状態でしたので、お預かりして現象を確認させていただくこととしました。
翌日の朝、工場より車両を出すためエンジンを始動したところ現象確認。一発で始動せず2回目でエンジンがかかりました。
この現象から、まずはグロープラグを疑います。
この車両は、ディーゼルエンジンの車のため「グロープラグ」という部品が冷間時の始動には重要となってきます。
グロープラグとは、ディーゼルエンジンを始動するときにあらかじめ燃焼室を温めておくための装置となります。ちなみにガソリンエンジンには付いておりません。
なぜかというと、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べて低温時の始動性が悪いためなんです。ディーゼルエンジンは空気の圧縮したときの熱によって燃料が着火します。
寒い時やエンジン内部が低い状態だと着火しにくくなるので、グロープラグを使って燃焼室を温めて始動性を良くしています。
早速点検をしていきます。
始めにグロープラグ自体に電源が供給されているかをテスターを使って点検していきます。
メーター内にグローランプがあるため、キーをONにして一定時間点灯するかを確認したところ正常に作動しています。
次にグロープラグの配線までちゃんと電気が来ているかを点検、電気はちゃんと来ているため回路は異常なし。
グロープラグ自体を外して点検しようと一本目を外したところ、「あれ?なんか短い」と違和感が・・・
次のプラグを外して確信に変わりました。最初に外したプラグは先端が折れていました!
現在26万キロ走行して初めての交換ということとグロープラグの抵抗値にバラつきがあっても始動性に関わりますので4本交換で見積もりして作業に入ります。
交換作業をして、確認のため翌朝までお預かりさせて頂きエンジン始動したところ一発で始動しました。
グロープラグは、不具合としては確認しにくい部品になります。以前より始動までに時間がかかるなと思ったら交換されてもいいころなのかもしれないですね。
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