本巣市本巣市　ジムニー　JB23W　H24年式　ハンドル振れ　グリス漏れ修理松浦自動車興業

車検

HOME
車検
本巣市　ジムニー　JB23W　H24年式　ハンドル振れ　グリス漏れ修理

本巣市　ジムニー　JB23W　H24年式　ハンドル振れ　グリス漏れ修理

スズキ　ジムニー　JB23W　平成24年

瑞穂市のT様より、車検のご依頼を受けて御入庫いただきました。
引き取りにご自宅に伺った際に気になる点をお聞きしたら、「60キロくらいで段差を越えるとハンドルが左右小刻みに振るえる」とのこと。詳しくお聞きしお預かりして会社へ向かう途中に、再現できるかもと少し段差のある道を選んで走行したところ現象を確認できました。
低速時は全く振れがなく、60キロ付近で段差を感じるとハンドルが振れ始めました。しかし小刻みに左右ハンドルを動かすと振れはなくなるといった状況でした。

車検整備にて受け入れ点検の結果

会社へ戻り、リフトアップしてステアリング関係の部品をチェック。気になるようなガタはなく、続いて各所のガタやオイル漏れなど詳しく点検していたところ、フロントナックル付近よりオイル漏れを発見。
内部シャフトのオイルシールよりディファレンシャルオイルが漏れてきている様子でした。早速部品を調べお客様にお電話にて状況を説明。ナックル部分をバラすのであれば一緒にハンドル振れの原因の一つでもあるキングピン関係も一緒に作業させていただいたほうがいいと思いますがと説明したところ、じゃあ一緒にとご了解を頂けたので、部品を手配し早速作業にかかります。
今回の交換部品は、キングピン・キングピンベアリング・シャフトシール・ナックルシールを交換していきます。

分解したところ

まずはディスクブレーキキャリパ部分を分解し、ブレーキホースを外していきます。キングピン等を外したら、アクスルシャフトごとごっそりと抜き取ります。
写真ではわかりにくいですが、シャフトシールの劣化により、ディファレンシャルオイルが侵入しグリスがドロドロになりナックル部分よりにじみ出てきていました。
キングピンベアリングも確認したところ、錆が確認できました。ハンドルの振れにも影響があったのかもしれません。
あとは丁寧に掃除をして、確認しながらしっかりと組付けていきます。

左右組み上げ完了

作業前の写真は撮り忘れたためありませんが、写真中央部分のふっくらと膨らんでいる感じの場所にどろどろのグリスが漏れ出ていました。
車検整備のため、この作業のほかにブレーキオイル交換などの整備もしっかりとやらさせていただきました。検査前に、試乗点検を行いハンドルの振れはなくなりましたが遊びの量が少し多かったためステアリングラックにて調整を行い完成となりました。